この記事は2009年11月21日CNET JAPANに投稿したものです。
先週、amazon kindle(携帯版)を入手したばかりなのに、今日amazon.comからメールが届きkindle for
PCの無償ダウンロードができるとのことで、早速ダウンロードしてみました。すでにamazon
kindleでダウンロードした電子書籍を再びPC版にダウンロードして、使い易さなどを見比べてみました。
電子ブックリーダー
やはりPC版のほうが見やすいし、慣れもあり、操作感や読み易さはPC版のほうが勝っているように感じますが、自分が使っているPCのモニターサイ
ズは20インチなので、比べること自体無意味のような気がします。iphoneで電子ブックを試したみたものの、文字サイズを大きくしたり、移動したりと
操作的にはつらく、kindleはiphoneより画面が大きいのでページ単位でちょうど単行本を読むように扱えるので、外出先で読むのには携帯版
kindleが良いように思えます。
互換性
このkindleはAZWという独特なファイルフォーマットを持っています。このため、個人的に使っているPDFなども一度amazonに送ると、
AZWに変換してくれるサービスがあります。これがどうも面白くなく、せめてMicrosoft
OfficeやPDFなどもそのまま扱えると良いのですが、特殊フォーマットということで不満です。読みたい資料はスキャナーで取り込み、そのまま
kindleに取り込めると当然のように付加価値は上がると思うのですが・・・。
置き場所に困る紙媒体
私は結構本を読むほうで、先日溜まりに溜まった本を大量に処分しました。これも出版から5年以上も経っていると古本としての価値もなくなるようで、
狭い家に置いておく場所もなく、古紙回収の日に処分することになってしまいます。さらに書籍は本当に大きさがバラバラで、整理して書棚に置くのも一苦労。
類似性で本を並べると高さがバラバラとなり、大きさの都合で離れてしまうこともあります。これは探すときにまた一苦労したり、同じ本を購入したりと決して
合理的ではありません。(なんとか本の大きさは数種類に統一できないものですかね)
通覧性に勝る紙媒体
新聞に関して言えば、電車の中で広げるには大きすぎるのですが、新聞を広げたときの一瞬の通覧性には優れていてパソコンではまだ劣り、また不思議と
紙からの情報が頭に入るような気がします。また、紙媒体としては電子カタログよりも紙カタログのほうが遙かに見やすく、検索性、通覧性もあり、そばにパソ
コン・携帯があれば衝動買いしたくもなります。
時代の流れ
それぞれの媒体には一長一短があるものの、電子ブックが徐々に紙媒体を浸食しつつあるのは事実で、今後かなりの割合で書籍が電子化されて販売される は時代の流れなのでしょう。このため出版・流通・古本における従来の流通形態が大きな変革を迫られてきます。消費者としても書籍価格に関しても、紙代・印 刷代・製本代・配送コストは不要となり、さらには本当に無駄だと思う返本処理代も不要となり、きわめて合理的に読みたい本が読めるのですから歓迎で す。(加辺友明)
The purachess I make are entirely based on these articles.
投稿情報: Tracy | 2012/02/22 15:56